10月20日は世界骨粗鬆症デーです

世界的に高齢化が進む中、骨粗鬆症患者さんは年々増加しています。

海外では骨粗鬆症についての意識も高まっており、検診や治療をうける患者様が多いと聞いています。一方で日本はというと、まだまだ骨粗鬆症ついての認識が低く、受療者が少ないのが現状です。

骨粗鬆症は一度でも骨折を起こすと、その後の生活の質を低下させ、介護費用やご家族の負担も大きくなってしまいます。「転ばぬ先の杖」といいますが、まさに「骨折する前の検査・治療」が重要です。

【医師の意識改革、骨粗鬆症診療の拡充】

私は骨粗鬆症や生活習慣病についての講演を数多く行ってきました。徐々に医療者の意識も変わってきたように思います。しかしながら、骨密度を正確に測定できるDXA機器をもっている一般診療所は少なく、地域の方が気軽に検査を受けられない環境にあり、なかなか骨粗鬆症診療の拡充がなされていません。

【骨粗鬆症診療による社会問題解決:ほねノミクス】

骨粗鬆症による骨折を予防して高齢者を元気にすることは、医療費の削減につながるだけでなく、いつまでも元気に外出し、仕事をし、活躍することにより消費が増え、税収が増えます。高齢者が元気であれば若い人たちが安心して仕事に出かけられます。そういう社会が実現すれば介護が必要な高齢者にも恩恵が回るだろうと容易に推察されます。

当院は引き続き『皆様がいつまでも活き活きと、笑顔溢れる社会をつくるために、あなたの健康寿命延伸』を目指していきたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願い致します!